映画鑑賞継続中。
8月は、

「スワンソング」です。
8月はホントは「アプローズ・アプローズ」を観る予定だったんですが、
「ラスト20分あなたは席をたてなくなる。」
という宣伝文句が気に入らなくて、やめました。
そういうのって、なんかね、裏切られた気になっちゃうんですよね。
いつも。
で、公開初日に例によってシネリーブル神戸で「スワンソング」。
白鳥がこの世を去る時に最も美しい声で歌う、という伝説からきているそうです。
ミスターパット、というのは主人公の通称名なんですが、
ご覧の通り、ゲイです。
ヘアメイクドレッサーで街では知らない人はいない有名人だったんですが、
年老いて老人ホームで一人静かに悶々と暮らしています。
その彼のかつての顧客が亡くなり、遺言で死化粧を頼んだことから物語が動きます。
街に戻ることへの葛藤を抱えながらのロードムービーですね。
いろんな過去があったんです。
詳しい年代の説明はないですが、音楽や衣装を見ると1960年代~80年代初めかなぁ。
すごいド派手な衣装でディスコな感じが満載!
音楽が良かったです。
そしてこの時代にはゲイという存在がすでにオープンになっていた、ということに驚いた次第です。
日本ではなかなかそこまでの社会情勢ではなかったと思います。
それより何より、このミスターパットを演じたウド・キアーです。
割と映画見てきた方ですが、知りませんでした。
すごい存在感。
この人にしかできないでしょう、というくらいのリアル。
ゲイなのでそういう仕草があるんですけど、まぁ上手い。
調べてみたら、結構私が避けてきたジャンル(ホラーとかSF)に多く出ていたみたい。
キワもん的な役が多い、ように思いました。
アメリカ映画なんだけど、ドイツ出身の方なんでちょっと重たいイメージもピッタリ。
自分の人生に納得して後悔がないように、最後の仕事に挑むんです。
老人の最後のあがき、ではないんです。
自分が生きてきた道をきちんと肯定して、箱詰めするための作業、とでも申しましょうか。
なかなか沁みる映画でした。
7月の終わりには観ましたよ。

久しぶりに大きな劇場で見ました。
すごい迫力!!!
トップガンを復習してから臨んだんですけど、
いろんなところで前作からのアレコレがちりばめられていて、趣深かったです。
しかし、やっぱりトム・クルーズのプロモーションビデオだ。
それでいいんです。
それがトップガンなんです。
戦闘機やアクロバティックな飛行、かっこいいトム・クルーズが満喫できます。
相手役が、ジェニファー・コネリーというのが??????でしたが。
それにしても解せないことが。
神戸の中心地にある「ミント神戸」というビルの中にある映画館で見たのですが、
「トップガン・マーベリック」の「ト」の字もない。
ポスターすら貼ってない。
本当にここでやっているのか不安になってしまった!
まだ公開中ですよ。
公開初日からおよそ2か月後に観ましたが、すでに終わった感。
かろうじてその痕跡を隅っこのラックのサントラCDに見ました。
これ、どうなのよ。
映画館に来た時のワクワク感ゼロ。
エンターテイメントなんだからせめてポスターくらい貼ってほしい。
新しいものをどんどん追いかけるのが日本の文化で、客を呼べないのかな。
劇場というハコそのものが、客数が減ったイコール宣伝の価値なし、みたいな判定って
映画を文化じゃなくて商品と軽視しているようで。
悲しい気持ちになりました。
と、最近見始めた私が言うのもナニですが・・・
ミニシアターはそういう点では楽しい!
次は何にしようかなって思えるのです。

子供と動物の映画は好みではないのですが、これは良さそうだな。
いろいろ込み入ってそうだし。
何を観るかはその時の気分ですが、映画鑑賞は続きます。
年齢を重ねてもワークアウトで身体鍛えてまだまだ現役!
と人生の終焉を迎えるにあたって静かに一つ一つ片付けをする、
そんな対照的な二人の男性の映画でこの夏を過ごしました。
まだまだ暑いけど・・・
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