今更・・・

今更・・・

時間的に前のことを記すのは、旬を逃しているしどうなんだろう。

でも記録として考えればいいよね。

映画感想文です。

6月の3週目に見たんですが、その後イベントなんかがあって

バタバタして書けなかったんですよね。

でもとてもいい映画だったので。

個人的な感想ですが。

今年のアカデミー賞の脚色賞を獲った作品

ウーマントーキングです。

もうすぐアマゾンで配信されるらしい・・・

なんだかな、映画のありがたみがなくなっていくな~

それはともかく、なかなか見ごたえのある作品でした。

脚色賞も納得です。

隔離されたとある宗教コミュニティでレイプが横行。

村の男性たちの仕業なんですが、

「悪魔がやったこと」とか「作り話」と長い年月言いつくろってきたのです。

教義を捻じ曲げて誰かの都合のいいように作り変えて、

それが習慣化してるわけですね。

ここでは「男性全般」が悪なんですが、現代の私たちの身の回りにも

ありますよね。

そういうこと。

現代、って書きましたけどこの映画の舞台は2010年代なんです。

ここに登場する女性たちは

着ている物も西部開拓時代のような恰好だし、

文字も読めない、書けない。

自給自足な生活で家電もほとんどない。

自動車じゃなくて馬車が移動手段ですから。

途中まですごく昔のお話だと思っていました。

「デイドリームビリーバー」をのんびり流しながら国政調査の車が通るんですけど、

えぇぇぇぇぇ!!!

てかなり驚きました。

この時代にアメリカで?

悪魔の仕業でも作り話でもないことを認め始めた女性が

自分たちの未来について決断するのです。

「赦す」「戦う」「出ていく」の三択で。

投票では決まらず、それぞれの代表者が話し合う、そんなお話。

シーンの7割が話し合いの舞台の納屋だと思います。

父親がだれかわからないままの子供を産んでいる、そんなことが

当たり前になってるって狂気ですよ。

そして外の世界から遮断され、教育も受けられない。

どんな村なんだ。

気づき、行動することの大切さ。

そして、「嫌なら勝手にやればいいじゃない」ではなく

虐げられた人全員で力を合わせて生きていくために行う「話合い」。

私たちならめんどくさい、と避けてしまうことを丁寧に描いているのです。

議論の場面だけだったらうんざりするけど、

要所要所で村の美しい風景が差し込まれて、

なんと全く飽きない。

女性陣の役者も非常にグッドでした。

ノマドランドのフランシス・マクドーマンドが威厳ありすぎだし、

母親、おばあちゃん世代の女優さんが秀逸でした。

ルーニー・マーラのセリフない時の表情がやっぱりうまい。

議論の場に村の外に出て大学に行った青年が書記として唯一男性参加

するんですが、この人も良かった!

これ、ブラット・ピットの制作会社なんですよね。

このPLAN Bの制作会社、シーセッドもそうですし、なかなか話題です。

言い方が難しいけど、

物事にはいろんな面があって、ある一面だけをを断罪することの危うさ、

自分で許せないと思った時に断罪できる勇気、

自分だけ、にしない寛容さ、希望。

なんか納屋での話だけなんだけど、すごく深い。

これは実話をもとにしているそうです。

アメリカではなく南米のボリビアで実際に起こったそうです。

信じられないけど、人間て業が深い。

でも同時に信じられないくらい懐も深んですね。

好き嫌いのはっきりする映画だと思いますが、

後世に残したい映画の一つだと思いました。

さて、7月は地元神戸でイベントでしたが、

9月にいよいよ江戸に遠征します。

3連休にミンネのイベントに参加します!

がんばって準備するぞぉぉ!

映画はちょっと厳しいかも・・・

https://haneant.jp/

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