神戸のディープタウン新開地に神戸最古と言われる喫茶店があります。
「エデン」という名前もなんとも言えない素敵な響きです。
ずっと訪ねてみたかったのですが、やっと訪問できました。
外観からしてそこだけタイムスリップしたみたいな佇まい。
緑に覆われた隠れ家みたいなお店の入り口でワクワク感が!
ちなみにこの日は生い茂った枝葉をオーナー自ら伐採中でした。
中に入った瞬間にフワーとリラックスできました。
使い込まれたつやのある飴色の家具や窓につるされた往年の柄物のカーテンが心地良い。
木の枠のソファや中棚のあるこじんまりしたテーブル。
私は昔懐かしい列車をイメージしましたが、船のキャビンをイメージされているそうです。
ファブリックスは船の内装を専門にしているお店に特注されたそうです。なるほど・・・
とにかく居心地が良いのです。
コーヒーをいただきましたが、私好みのブレンドでスッキリした香りも良いコーヒーでした。
この空間でおいしいコーヒーをいただくことがそれはもう贅沢なのです。
シップトートもなんだかあつらえたように合うぞ!!
お客様もご近所さんが途切れることなくご来店。
地域に根付いた社交の場なんですね。
昭和23年創業だそうです。
阪神大震災も乗り越えたんですね。こんなに古く小さなお店が・・・奇跡です。
震災時この辺りはめっちゃくちゃだったはずです。少し西に行くと火災が発生して恐怖でした。
震災後再開発がかかって道幅もおおきくなって新しい街並みになりました。
新しい商業施設やマンション、住宅が立ち並ぶ中にポツンと隠れるようにまだ、がんばっています。
その昔「東の浅草、西の新開地」と呼ばれたようなアートでモダンでハイカラな空間はそこにはありました。
文化遺産にしてほしいくらいだけど敷居が高くなって欲しくないなぁ、と勝手なことを思いました。
ずっと地元で神戸らしさを守ってほしいな。
頑張ってもらいたいから、また行こう!