エンニオ・モリコーネ

エンニオ・モリコーネ

新年早々に2023年ハネアワード最有力候補です。

「She Said」と悩みつつこちらをチョイス。

大正解でした。

「趣味は映画鑑賞です。」なそこのあなた、

これ必須科目です。

2020年7月にマエストロ、エンニオ・モリコーネが亡くなりました。

「ニュー・シネマ・パラダイス」のトルナトーレ監督が晩年の彼に密着、

ドキュメンタリー化したものです。

生涯にわたり映画やTVで500作品以上の音楽を手掛けました。

「荒野の用心棒」

「夕日のガンマン」

「死刑台のメロディ」

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」

「アンタッチャブル」

「海の上のピアニスト」

「ヘイトフル・エイト」・・・

1960年代から2010年代まで半世紀以上にわたり名作を生みだしてきたマエストロ。

耳にすれば「あぁ、あの」と誰もが思う作品ばかりです。

自分の作品を克明に歌いながら語るんです。

80歳後半のひとがシャッキリと活舌良く。

どんな脳みそのシワなのだ。

引き出しの数がすごい上に、チャレンジ、実験を臆せずするんです。

同じ人が作曲しているとは思えない幅の広さです。

彼の知識、経験、実験その全てが血肉となり、音楽で表現されているのです。

業界の大物たち

イーストウッドやジョン・ウィリアムズ、ベルトリッチ(渋い声!)、ハンス・ジマー、スプリングスティーンにクインシー・ジョーンズ

などなど

リスペクトを込めて語る、語る。

ドキュメンタリーなんだけど一本のシネマを見ているようでした。

トルナトーレ監督らしいシネマ。

幼いトトが街の映画館でかぶりつきで楽しむ感じ。

いろんな映画が怒涛のように迫ってくるのです。

そのすべてがマエストロ作曲なんですね。

彼の人生のサウンドトラック。

「ミッション」の頃にいつのまにか涙がポロポロ。

音楽を聞いて場面やその時の自分を思い出したり、じゃなく。

なぜだかわからんが、

とにかく泣けました。

すべてが美しくて愛おしい。

音楽ってすばらしい。

同じ時代に生きたことがうれしい。

そして、こんなすごいシネマを作ってくれたトルナトーレ監督に感謝です。

泣いてるのは私だけではありませんでした。

あっちこっちで鼻をすする音が。

言葉なんかいらない。

胸をうつものがありました。

タランティーノが「モーツァルトであり、ベートーヴェンであり、バッハである」

と叫んでいましたが、

脈々と受け継がれていくべき数少ない、財産、です。

マエストロ自身が、

「照明やカメラ、衣装は監督がコントロールするが、音楽だけは違う。」

と言い切りました。

こんな風に人生が送れたら、いいなぁ。

熱く語ったハネですが

譜面も読めない、楽器の一つもできない自分が少しかわいそうになりました。

さて、来月は・・・

「ペーパー・ムーン」に始まり、ロードムービーに外れなし、かな。

イーサン・ホークにビョークが出てるから見たい。

壮大な古典系、嫌いじゃないです。

今年もできる限り映画館で映画を観ようと思います。

このドキュメンタリーを観てますます燃えています。

それではこれから「Once upon a time in America」を観て浸ることにいたしましょう。

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