神戸には映画館がたくさんありました。
子供の頃(もちろん昭和)によく訪れたのが「神戸朝日会館」です。
元町の旧居留地にあるちょっと「ハイカラ」な映画館。
なんせここでは「男はつらいよ」を放映してましたから。
当時の子供の目からしても相当古かったです。
建築的な視点でもちろん見てませんからなんだかボロッとした印象でした。
海外から洋画が入ってくるにつれ、スクリーンは巨大化し、大きな映画館がバンバン建てられました。
そんな中取り残されたっぽい朝日会館・・・
気がつけば私も足を運ばなくなっていました。
1990年代についに取り壊し。
新しく「神戸朝日ビルディング」が誕生しました。
高層のオフィスビルなんですけど、低層階は旧神戸証券取引所を復元したとかでモダンな感じ。
初めて見た時は、でっかい!!!としか感想なし。
出来た当初は旧居留地のランドマーク的な存在になりました。
今もそうなのかな。
その地階にあるのがシネリーブル神戸。

洋画に走り出した頃は、大阪の大きな映画館でよく見てました。
あと、今はミント神戸になってる「神戸新聞会館」。
たぶんあの頃月に最低3本は見てました。
社会人になって一度離れた後、戻った時にはすっかりミニシアター系の体質になっていました。
このシネリーブル神戸は本当によく行きました。
ほとんどレイトショー。
21時頃スタートで23時頃に終了します。
仕事を大急ぎで終わらせて元町まで走りました。
飲まず食わずのまま映画見て、出るころには店は閉まっており、
結局空きっ腹のまま帰宅する、てパターン。
「ダンサーイン ザ ダーク」で感動しすぎて大泣きしてしまって恥ずかしくて電車に乗れず、終電までブラブラしてた、とか。
「ペルヴィルランデブー」が良すぎて3回くらいリピートしたとか。
「スーパーサイズミー」を見てしばらくファーストフードが食べられなくなったとか。
思い出がいっぱい。
映画は基本一人で見ます。
分かち合う相手は不要だからです。
自分の中で思い出し笑いしたり、その後の展開を妄想したりして楽しみます。
本当に久しぶりにシネリーブルで映画を見ました。

ジュード・ロウの映画がここでやってるんだ・・・
時代は変わったなぁと思いつつ鑑賞。
オリジナルが「The Nest」というタイトルなんですけどそっちのままでよかった気がします。
心理スリラーという宣伝だけど、ちょっと違うような。
キャストは文句なしに良かったですよ。
ジュード・ロウはもちろん、それを超えるくらい奥さん役のキャリー・クーンがめちゃくちゃ良かった。
ところで、この映画を見たのは平日の真昼間。
ガラガラだろうという私の予想に反して、8割ほどの席が埋まっていました。
嘘でしょ。
ほとんどがシニアですけど、中年層もチラホラ。
なんでこんな時間に映画見てるんだろう、と自分のことは棚に上げて考えていました。
いろんな働き方が増えた、ということですよね。
ミニシアターはその名のとおり狭いので音も響きます。
だから氷の入った飲み物は基本NGと自分に課しています。
コーヒーも匂いが充満するからダメ。
結局ペットボトルだけですね。
お腹が減っている人の「グゥゥゥ」という音が何度も響いて、ご本人はさぞかし恥ずかしいだろうと同情しちゃいました。
いかにも街の映画館って感じじゃないですか。
やっぱりいいなぁと再認識。
最低月一で見に来よう、と誓ったハネでした。
ところでこんなのんきなブログを書いていますが、今朝悲しいことが。
Bon Joviのオリジナルメンバーでベーシストの アレック・ジョン・サッチが亡くなったというニュース。
まだ70歳だそうです。
バンド結成のキーパーソンだったそうです。
ここ1カ月、Bon Joviにドはまりして聞きまくっていただけに本当に悲しい。
残念です。
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