本棚を眺めて思いました。
すごい数だな・・・
多分2000冊はあるな。
私は文字が大好きです。
というより、文字で文章を追いかける作業が好きです。
読書、ですね。
趣味→読書というと文学少女みたいですけど・・・
そこまで高尚なものでもないんですよね。
小説が多いですが雑誌も結構あります。
親戚が本屋さんをしているので本を借りて読む、という習慣はありません。
お小遣いを貯めて買って読みます。
幸い両親が本に対しては寛大だったので、子供のころは欲しい本は手に入りました。
幼児のころは絵本、学校に上がると小学館の「小学〇年生」を卒業まで定期購読。
他にもたくさん読みました。
一番好きだったのは「大きな森の小さな家」シリーズですね。
描写が細かくて、挿絵も精緻で子供でも想像しながら楽しく読めました。
語り出すと止まらないのでサクッと終ります。
中学になると赤川次郎さんの「三毛猫ホームズ」シリーズにハマりました。
彼の本は本当にたくさん読みました。
その後アガサ クリスティやエラリークイーンなど海外ミステリーに。
ただ、U2というアイルランドのロックバンドを知って本から離れてしまいます。
青春、というやつですね・・・
大学生のころ落ち着いてまた本を読み出します。
一番よく読んだのが泉麻人さんのエッセイです。
ちょっとマニアックで昭和の風俗(巷間の平和なものです、念のため)なんかが懐かしモノ好きな私にはピッタリでした。
場所やモノを俯瞰できたらいいな、と思えた本たちでした。
この頃は海外版大河ドラマ、みたいなアーチャーにもハマりました。
「この本に影響を受けた」的な読み方をしたことはないのですが影響を受けた作家はいます。
池波正太郎さんです。
彼の時代小説はおそらく全部持っています。
すごい量ですよ・・
鬼平犯科帳シリーズなんかは今でもタイトルを聞くだけで、内容が思い浮かびます。
池波哲学、と勝手に命名していますが全ての本にに流れている池波正太郎さんの思い。
「人間は生まれた時から死ぬその瞬間に向かって走り始める。」
というものです。
生が終わるとき後悔しないために今この一瞬を大切にする、て意味かな。
私はロスジェネ世代で本当に就職には苦労しました。
やっと入った会社も嫌いじゃなかったけど、このままでいいのかなと悩んだ
20代。やりたいことも見つからずもがいてました。
でも転機は悩み多きもののところに降りてくるのです。
その転機を逃さずキャッチできたのは池波さんの本のお陰だと思います。
その後もいろんな本を読み人生は続いています。
私は本を捨てることができないので本棚に並ぶ本は正に私の人生でもあるわけです。
自分の分身たちなので外に出るときは必ずブックカバーをします。

インテリアの仕事をし出した時に定期購読をした「エルデコ」のおまけです。
これは長いこと使いました。
革なんですよ。
柔らかくて厚みのある本でもカバーできるんです。
今は電子書籍も多いですが、やっぱり慣れ親しんだ紙の本は捨てがたい。
本棚の本はまだまだ増えそうです・・・

そして、池井戸潤ナウ。