11月は早々に映画の日です。
京都のイベントがあるし、年末忙しいし。
行けるときに行こう!となりました。
今月は、

見てきましたよ。
ハネが当初思っていたような軽いものではなくて。
だってハリー・スタイルズとフローレンス・ピューですよ。
ところが、人間の深層心理に食い込んだ結構ヘビーな映画でした。
1950年代のアメリカ西部が舞台なんですが、
完璧な生活が保証された街、にこのハリーとフローレンス夫婦は住んでいます。
ステキな家やインテリア。
夫を送り出した後はショッピングやバレエのレッスン。
度々開かれるパーティ。
小道具がまたかわいい。
古き良き時代?
車とかドレス、ヘアスタイル、レコードにイームズのような家具、モダニズム建築。
カラフルでロリポップとか聞こえてきそう。
でもあることをきっかけに、フローレンス・ピュー演じるアリスが
ん?????と思い始めるわけです。
ここまでは予告編でもやっていたのですが、この後がすごかった。
夫の仕事でこの街に住んでいるのですが、
どんな仕事なのかアリスは知らないのです。
この「匂わせ」(にもならないくらいの怒涛の展開ですよ。ふふ)でやめときますが、
このオリビア・ワイルドって監督スゴイ。
すさまじいまでの徹底した神経を逆なでするようなイメージ映像。
緊張の糸が切れそうなとき、のチカチカ点滅する感じ
をこう表現するか・・・
そしてこうも来るわけね。
カルト集団(アイズワイズシャットみたいな。そう!キューブリック的な)、
マトリックスのような、フランケンシュタインのような、なんならアトム。
みたいな世界観。
これを頭の中で考え付いて映像化する、言葉にするって
とんでもない才能だな、と。
演者たちも良かったです。
ハリー・スタイルズも現状に満足したノー天気なイケメン兄ちゃんじゃなくて
闇が深かった。
そしてフローレンス・ピュー。
普通、な女性。
でも「?」に対してくらいつくガッツと自己肯定力が根っこにある
ヒロインでした。
ちなみに監督は俳優でもあり、出演もしてます。
この人がいい塩梅でした。
ただの目つきの悪いわかった風な女性じゃなかった。
この「ユートピア」って「誰か」のエゴなんですよね。
アリスの印象的だったセリフがあります。
It’s my life!!!!!
自分を取り巻く環境や、今の自分。
見直す努力してるだろうか。
これって私がやりたかったことなんだろうか。
身近なこと、世界のことについて問題提起してるだろうか。
なんてことを考えてしまいました。
最後、どうなるのか未だに私の中に答えが出ません。
こうあってほしいな、と願うだけ。
このエンディングもずるいよなぁ。
It’s my life 奇しくもウクライナ侵攻で注目されたBon Jobiのこの楽曲。
なんだか偶然とは思えない。
久しぶりに考えさせられる見ごたえのある映画でした。
熱く語ってしまいましたが、
年末にかけて、

おぉ!
ビージーズね。なつかしい。
チラシに「人生のサウンドトラック」って書いてあるけど、
名曲ばかりだもんな。
それでも密かにまだ「ランディ・ローズ」をあきらめきれないハネです。
年内に映画館行けるかな。
とりあえず、目の前の京都ハンドメイドマルシェに向けて走ります!
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