涙のロールケーキ

涙のロールケーキ

神戸市の西の端、垂水区に「レーブドゥシェフ」というケーキ屋さんがあります。

芦屋とか神戸の東灘区にあるメジャーどころとはちょっと違う、

地域に根ざした街のケーキ屋さん。

そうは言ってもメジャー級に近い知名度と人気があります。

百貨店にも入っているし、神戸のスイーツイベントには

必ずと言っていいほど顔を出してきます。

本店ですね。

かわいらしい外観でファミリーが多いのです。

こんな風にアニバーサリーのケーキもいっぱい。

生菓子から焼き菓子、冷たい系までオールマイティなケーキ屋さん。

ここのロールケーキには思い入れがあります。

その昔、ワケあって食事制限をしていた時期があります。

高血圧、とか糖尿とかではなく(念のため)。

ドクターの指導のもと、卵、小麦、乳製品、肉断ち。

味付けも極薄で。

約1年くらいかな。

いろんなことやりました・・・

重ね煮というのがあって、素材を順番に乗せて無水で煮ます。

仕上げに塩をちょっとだけ。

野菜を5~6種類くらい使います。

これはすごくて、3日後にまず大量の便が出ました。

体内の悪いものがどんどん出ていく感じ。

アボカドと酢を混ぜると、マヨらしき味がする、

のでアボカドポテトサラダ、いつも食べてました。

1年で10キロ近く落ちました。

標準体型の人が10キロですからね。

正直、めちゃくちゃしんどかったです。

毎日フラフラ。

ちょっと歩いただけでゼイゼイ言ってました。

背が高くてペラペラなものですから、一反木綿のような影。

何故この店を選んだのか定かではないのですが、

その修行明けに初めて食べたお菓子が、レーブドゥシェフのロールケーキ。

泣きました。

なんかいろんな思いが錯綜したのと、

やっぱり甘いもんはウマい!

の感動。

ハネの一番。

焼きっぱなしパウンドのサクランボ編。

これを求めて行ったんですが、季節限定商品なのでなかったんですよね。

代わりにロールケーキを食べた次第です。

ふかふかのスポンジに甘いクリーム・・・

ボロボロ涙を流しながら食べました。

ケーキ屋さんに限らず、レストランとか、家のごはんとか、

いろんな思い出がくっついてくるものですが、

ハネはここのケーキを見るたびにジワーーーーときます。

そして、過剰摂取さえしなければ

こういう嗜好品は人間が生きていく上で欠かせないもの、

という思いです。

コロナで最低限のもの以外が制限されていて、

それは、アートとか音楽とか食事とかもそう。

そういうことしてると、説明できない倫理観でえらい攻撃されましたが、

荒みますよ。

心が。

というわけで、そんな大儀の下、甘いもん大事にしていくハネなのです。

ちなみにハネアント神戸製菓部も、ダメ部員ですが

細々と継続していきます。

https://haneant.jp/

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