ハネアント神戸は帆布を使ったバッグを作っています。
使っているブランドは富士金梅と倉敷帆布です。
どちらも国産帆布を示す一般名ではなく、各メーカーの商標名です。
ですので倉敷産帆布とは違います。
富士金梅も倉敷帆布もシャトル(織機)で縦横糸を織っていきます。
専用の職人さんが必要なので手間とコストがかかるわけです。
でのその分しっかりした強度とふっくらした風合いが生み出されるのです。
この質感をハネは大事にしています。
さて倉敷帆布です。
割とします。
そのコストでも納得のいく質感と、何よりカラーです。
カラーがね、いいんです。

ハネアント神戸の「エヴリィトート」です。
全て倉敷帆布を使っています。
全4色。

特にこのピンクとオレンジ。
いわゆるショッキングピンクなんですけど、チャラくない。
オレンジもパキッとしたビタミンカラーなんですけどどこかしっとりしている。
このニュアンスが好きなのです。
他にはないカラーを探すにはもってこいのブランドなのです。
100色もあるそうです。
グレーも4~5色くらいあってその中から選びました。
実にすっきりとした軽やかなグレー。
カラーと同様、経年具合も好きな理由の一つです。
これは富士金梅の生地にも言えることですが。
帆布は木綿という天然素材でできています。
初めはしっかり、しゃっきりでも使ううちにクタっとしてきます。
カラー帆布、特にこういった派手なカラーの場合、どうなの?
派手な分、みすぼらしくなるのでは・・・
といった懸念は無用です。
織りがしっかりしているのと染色がいいんだろうなぁ、と思います。

「エヴリィトート」の使用前後です。
左が製作後3年くらい。
中生地が違います。
使用頻度は週1回程度。
確かにくったりしてますが色落ちがほとんどない。
新品と比べたら薄くはなっています。
紫外線にあたったり外的な影響は派手な色ほどわかりやすいのですが。
むしろヴィンテージ感あり。
写真はありませんが、オレンジを通勤で1年以上使っていました。
それこそ毎日電車に揺られ時には風雨にさらされましたが、
色が情けない感じで落ちてない。
「退色」というより「成長」???
かっこよくなってるんですよね。

使い始めはこんな感じ。
シンプルな装いでもこのバッグ一つでぐっと上がります。

くったりしてきたらカジュアルダウン。
ここで新品をもってきたら却って台無し。
ヴィンテージ感ありだからこそ、です。
柔らかいので半分に折ってクラッチバッグみたいに持ったりします。
このカラーバリエーションと経年の風合いの良さが好きなのです。
昭和~令和へと時代のバッグを変遷してきたベテランに味わってほしいなぁ。
機会があれば、富士金梅についても語ります。
お手入れについて
帆布バッグを丸洗いは基本的にはNGです。
ちょっとした汚れはプラスチック消しゴムで落ちます。
が、カラー帆布だと染色自体が落ちることがあるのでゴシゴシはバツ。
様子見ながら叩いて下さい。
特に持ち手の部分がそうだと思いますが、中性洗剤を薄めたものを固く絞って、これも叩く。
水ぶきして陰干し。
使用前に撥水スプレー振ると汚れがつきにくくなります。
長く楽しみたいですよね。
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